こちらの記事では朝ウォーキングのメリットと注意点ついて解説していきます。
現在まだまだ暑い日が続いていますが、出勤前などにジョギングやウォーキングをされている方も多くいらっしゃると思います。
しかし、
ウォーキングでダイエットを始めたいけど、いつ歩くのがいいんだろう?
朝ウォーキングって危険だってネットで見たけど、本当はどうなのだろう?
などといった、朝ウォーキングを始めたいとは思うものの、初心者の方は色々不安に思うことも多いはずです。
朝ウォーキングはメリットもあれば、注意点も存在します。それぞれをしっかり知っていただいて、朝ウォーキングをして頂く事をおすすめします。
注意点を守ると、朝ウォーキングの危険性が解消できるばかりか、効果的にダイエットすることも可能ですので、早速解説していきます。
目次
1. 朝ウォーキングの5つのメリット
まずは朝ウォーキングがもたらす、以下の5つの効果について紹介します。
・セロトニンの分泌が盛んになる
・美肌効果がある
・良い睡眠がとれるようになる
・継続しやすい
・便秘の解消が期待できる
(1)セロトニンの分泌が盛んになる
朝ウォーキングをすることで、セロトニンの分泌が盛んになり、食欲をコントロールできます。
セロトニンとは、『幸せホルモン』や『痩せるホルモン』と呼ばれる脳内ホルモンで、「ノルアドレナリン(神経を興奮)」や「ドーパミン(快感を増幅)」と並び、感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係する三大神経伝達物質の1つです。朝日を浴びることで分泌が盛んになると言われています。
また、リズミカルな運動によってもセロトニンは活性化されるという特徴があります。最も基本的なリズム運動としては、歩行運動、食事の際の咀嚼、意識的な呼吸などがあります。歩行運動で、呼吸を意識する事で、セロトニンが活性化されるので、是非意識してウォークングをしてみてください。
脳は緊張やストレスを感じるとセロトニンを分泌し、ノルアドレナリンやドーパミンの働きを制御し、自律神経のバランスを整えようとします。
ストレスが溜まっている時に温泉に入ったり、リラックス効果のある体操などを行ったりすると癒されるのは、セロトニンが増え、ノルアドレナリンが減少するからです。
それなので、セロトニンが増える事によって、ダイエット中の食事制限などのストレスによる暴飲暴食を防ぐことが期待できます。
朝ウォーキングによって、セロトニンを分泌させ、ダイエット中でもうまく食欲をコントロールしましょう。
(2)美肌効果がある
朝ウォーキングすると美肌に効果があるとされています。理由としては、1日の始まりである朝に有酸素運動をすることで、体内の血液循環がよくなるからです。
血液の循環がよくなるとホルモン分泌が盛んになり、美肌になることが期待されます。
(3)良い睡眠がとれるようになる
朝ウォーキングをすると、良い睡眠がとれるようになります。
良い睡眠をとるには、メラトニンというホルモンが分泌される必要があります。
メラトニンは、先ほどお伝えした、セロトニンが材料となっていますので、朝ウォーキングによってセロトニンを充分に分泌している必要があります。
メラトニンは、体内時計のリズムを整える働きがあります。つまり夜暗くなるとメラトニン分泌が高まり、眠くなってお布団にいくというリズムです。
そして、メラトニンはセロトニンを原料として合成されますので、一日の分泌量を見ても、日中はセロトニン濃度が高く、夜にメラトニンが分泌されているときは逆にセロトニン濃度は低下します。
また、脳内でセロトニンが不足すると、抑うつとなることが知られていますが、うつの方の多くが睡眠障害も抱えています。これは原料となるセロトニンの量が少ないために、メラトニンの合成も低下してしまうことが原因と考えられます。
それなので、朝ウォーキングを行い、セロトニンの分泌を促進させることで、夜にメラトニンが多く分泌され良い睡眠がとりやすくなると言われています。
(4)継続しやすい
朝ウォーキングは、夜のウォーキングに比べて比較的楽に継続することができます。
朝は他の予定が入りにくいため、早起きすることで十分なウォーキングの時間を確保することができます。
夜のウォーキングも考えられますが、残業や付き合いの予定、家族を優先するための予定が入ってしまいがちです。また、夜道を歩く事に抵抗がある方も多いはずです。
予定が入りにくい朝のウォーキングは、比較的継続しやすいでしょう。
(5)便秘の解消が期待できる
朝ウォーキングをすることで、便秘の解消が期待できます。
1日のはじまりである朝に歩くことで、日中の胃や大腸、小腸といった消化器官の働きがより活発になります。
特にダイエット中の方はどうしても食事量が減少しますので、便秘に悩まされるケースも多く聞きます。
その場合は、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂るとともに、朝ウォーキングで胃腸のぜん動を促すことで、改善が期待できます。
2. 朝ウォーキングの3つの注意点
朝のウォーキングには、メリットもたくさんありますが、注意して行う必要があります。
朝方から午前中は、脳卒中や心筋梗塞などが起こりやすい時間帯でもあるとされています。
このような重大な症状を引き起こしてしまわないよう、以下の3つに注意して朝ウォーキングしましょう。
・起床後1時間は行わない
・十分な水分補給してからウォーキングする
・準備運動やウォームアップしてからウォーキングする
こちらについて順に説明します。
(1)起床後1時間はウォーキングを行わない
起床後すぐはウォーキングに出かけるのは控えましょう。理由としては、早朝は交感神経が活発化しはじめ、血圧が急に上昇します。そのため、血管系の病を引き起こすリスクが高まります。
起床後1時間以内は朝ウォーキングを行わないように注意しましょう。
起床後1時間以内は、歯を磨いたり、トレーニングの身支度をするのと、これからお伝えする事を行った上でトレーニングを開始していきましょう。
(2) 十分な水分補給してからウォーキングする
水分補給してから朝ウォーキングへ出かける。人間は寝ている間に体内から多くの水分が失われるので、早朝には血中の水分量が少なくなり血液の巡りが悪くなっています。
そのため、起床後は水分補給をして血液の水分量を増やす必要があります。
また、今の夏の暑い季節は特に早朝であっても気温が高い日が多いので、熱中症対策の意味合いでもしっかり水分を取ることが重要です。朝ウォーキングの前には水分補給することを習慣にしましょう。
(3) 準備運動やウォームアップしてからウォーキングする
朝ウォーキングに出かける前には、必ず準備運動や軽くウォームアップしましょう。これは朝ウォーキングに関わらず、トレーニングを始める前に必ず行ってください。
準備運動やウォームアップを怠ると、けがの原因になります。
ウォームアップをした状態で有酸素運動のウォーキングをすることで、脂肪が燃焼しやすくなるのです。ただし、あくまでも軽く筋肉に負荷をかけることが大切です。
具体的準備運動後に自重スクワット運動などがおすすめです。椅子に腰掛けるつもりでゆっくりと深くしゃがみこみ、立つときは椅子や机につかまることで、負荷を軽減しましょう。
3. まとめ
今回は朝ウォーキングについて詳しくご紹介しました。
朝ウォーキングにはたくさんのメリットがある反面、注意点を理解して実践することで、ダイエットや健康増進により効果を発揮します。
何より、朝日を全身に浴びてウォーキングする清々しさは気持ちがいいです。
あなたもぜひ、朝ウォーキングにチャレンジしてみてください。トレーニングは継続が重要ですので、まずは無理をせず短い距離から始める事をおすすめします。
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