ダイエットをしたい人はできるだけカロリーを摂らないようにしようと考えたりしませんか?
しかし、朝食はちゃんと摂った方が実は痩せやすい体質になるのです。
逆に朝食を抜いてしまうと太ってしまう可能性もあるのです。
名古屋大学の研究グループの報告によると、朝食を抜くと体重が増えるという仕組みをラットの実験で明らかにしました。
朝食を抜くと、体脂肪の代謝を担う肝臓で体内時計のリズムが乱れ、代謝が落ちるほか、体温の上昇が抑えられることで消費エネルギーが減るため、脂肪がたまりやすくなると考えられるそうです。
ここではダイエット中のこんな疑問にお答えします。
・ダイエットしたいけど朝食って食べない方がいいのかな?食べた方がいいのかな?
・朝時間が無いんだけど簡単に食べられるダイエットに最適な朝食ってあるのかな?
朝食を摂るととダイエット以外にどんないいことがあるんだろう?
朝食を抜くとどんなことになるんだろう?
目次
・やせ菌を増やしてくれる
・排便を促してくれる
・睡眠の質も高めてくれる
・次の食事量が増える
・ダイエットに必要な代謝が低下する
・食べたものの吸収が良くなる
1、時間が無くても簡単で
ダイエットに向いている朝食
忙しい朝、少しでも寝ていたい、朝からしっかり朝食を作るのはとても無理、という人は多いことでしょう。
普段よりも1時間早く起きて、なんて急に習慣を変えるのは難しいと思いますので、簡単で、痩せるのに適した食事をご紹介します。
・ご飯+具だくさん味噌汁
和食が栄養バランスいいのはわかってるけど朝からおかずを作って…なんて無理、というかたにおすすめしたいのが「具だくさんみそ汁」です。
前日から作っておいたり、冷蔵庫の中にある残り物の野菜を使えば時間をかけずにオリジナルの具だくさんみそ汁が出来上がり。
和食朝食の定番であるおみそ汁には、みそや豆腐にタンパク質がたっぷり含まれていて、ダイエット中の朝食にとくにおすすめです。
ダイエット中の朝食には、低脂肪・低カロリーに抑えやすくタンパク質も摂取しやすい、和食を選ぶといいでしょう。
・コンビニメニューなら「おにぎり+サラダチキン+サラダ」
高たんぱく、低カロリーだと人気のサラダチキンをご存じでしょうか。このサラダチキンをサラダにのせて、おむすびと合わせればコンビニメニューでもきちんとした朝食の完成です。
朝食べる習慣がなかったり、自分で作るのは時間も手間もちょっと…という方は、まずはお湯を注ぐだけのカップみそ汁で習慣をつくることから始めてみては?
2,ダイエットに向いてない太りやすい朝食とは?
洋食の場合、目玉焼きなどでタンパク質は摂取できるものの、パンやベーコン、ソーセージなどの加工食品が多く、動物性脂肪のほか添加物も多いのであまりおすすめできません。
とくに、パンにバターやジャムを塗ると糖質や脂質の取り過ぎとなり、ダイエットには不向きなメニューと言えます。
どうしてもパンが食べたいというかたは全粒粉を使ったパンを食べるといいでしょう。
3,朝食を摂るとダイエット以外にも
こんなメリットがある!
・やせ菌を増やしてくれる
納豆、みそ、漬物、ヨーグルトなどの発酵食品はやせ菌育成食品です。
朝の腸内は他の時間と比べて吸収力がとても高いので、これらのやせ菌を増やす食材を意識して摂れば、腸内環境が向上します!朝食をしっかり食べることで、体温が上がり、消費カロリーも増えるのでやせ菌が増えやすい環境にもなります。
・排便を促してくれる
朝ごはんを食べることで胃腸の働きが活発になります。そのため朝の排便を促す働きが期待できます。
ダイエット中の便秘はさけたいもの。便秘にならないためにもしっかり朝食をとりいれましょう。
・睡眠の質も高めてくれる
良質な睡眠をとるには、「睡眠ホルモン」とも呼ばれる「メラトニン」をしっかりと分泌させることが必要だといわれています。バランスのよい朝食をとれば、約14~16時間後にはこのメラトニンが生成され、夜になるとタイミングよく眠気が促されると考えられるのです。
4,朝食を抜くと起こるデメリット
・次の食事量が増える
朝食を抜くとその分、お腹が空いてきてしまうので、お昼を食べるときにどうしても気が緩んで食べすぎてしまうことがあります。
また、「朝食を抜いているから大丈夫」といった安心感から食べすぎてしまうことも……。
朝食を抜いてカロリーを減らすことができても、お昼で食べ過ぎてしまう可能性があり、結局意味がなくなってしまうんです。
・ダイエットに必要な代謝が低下する
人間の体は何か食べることで、体内時計が反応して、消化吸収や代謝リズムも整えてくれるのです。しかし朝食を食べないと生体リズムが乱れ、体の機能自体が十分に目覚めることができずに基礎代謝が落ちてしまうのです。
・食べたものの吸収が良くなる
朝食を抜くと空腹時間が長くなるので、飢餓状態の体になっています。
体がそういった状態になると、次に食べた食事の栄養をエネルギーではなく脂肪として取り込んでしまうので、自然に体が栄養を吸収しやすいモードに切り替えてしまいます。
そして、内臓に脂肪を溜め込みやすくなってしまうので、朝食抜きダイエットは太りやすいということになります。
5, まとめ
朝食を摂ることが代謝リズムを良くし、痩せやすい体になることがわかりましたね。
朝食はあまり低カロリーばかり意識しすぎず、バランスよく食べるのがおすすめです。
しかし朝食を準備する時間がなかなか無い、というかたも何か簡単に口に入れるだけで今より代謝や睡眠によい影響を与えてくれるはずです。
摂取カロリーを減らすだけでなく、3食しっかり食べて必要な栄養素をとることで、健康的に美しく痩せたいですね。
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